引戸錠

玄関の鍵でトラブルが多いのは引戸錠です。
引き戸とは戸をスライドさせて横に開くタイプのドアのことです。
扉が一枚のものを片引といい、二枚ついていて左右どちらからでも開けられるものを引き違いといいます。
また、二枚戸があるのに交差することができずに枠の方にしまうものを引き分けと呼びます。

この3つの分類で一番多いのが引き違い戸です。
引き違い戸は二枚の扉が重なる真ん中の部分に錠前がついています。もしくは両端についていることもあります。
引き戸でよくあるトラブルが戸車という戸の下についている頃が摩耗してガタができてしまうことです。毎日動かしているものなのでこのように摩耗してしまうこともあります。

扉にガタができると戸の重なるところの中心がズレてしまうため、鍵をかけるのもやりにくくなります。
そして調子が悪いまま使っていると鍵の本体がどんどん壊れていってしまうのです。
壊れた場合は真ん中についている鍵だったら大抵どのメーカーのものでも交換することが可能だと思われます。
最近では使いやすくて防犯性の高いものもたくさん出ています。
扉ごと変えないといけないと思っている人も多いようですが、錠前や戸車だけ交換すれば直ることも多いです。

ただし、両端についている鍵の場合は同じものでないと交換できないことがあります。古いものだと廃盤になっていて交換できないこともあります。